はづきひろほ物語

プロフィール

はづきひろほ(Hiroho_Hazuki)

 ひろほの三人の義姉

 長女:Shino_Hazuki
高度な呪文や知的な策略を使い、ひろほを窮地に立たせる。
まるで、自分は手を下していないように見せるのが特徴。

 次女:Elfas_Hazuki
 Shino や Shinno とは、腹違いである。
経験値やBookなどを次々に貪り、ひろほに直接的な打撃を与える。
 行動は単純。

 三女:Shinno_Hazuki
 男かもしれないが、面倒なので三女。
 口が達者で、ひろほに精神的な打撃を与える。
 特に、長女や次女を煽り立てるのが得意。
 怪物たちの集中攻撃に、塵に帰るGrand Robe。彼は自分の命と引き換えに、ひろほを守ると言う役目を充分に果たした…。
 テレポートするひろほ…後に残るは怪物と、彼の残骸、そして…ひとしずくの涙…

 はっ!…いやな夢…いや…それは、昨日確かにあった出来事…。あのローブと、旅の吟遊詩人がくれた、テレポートが無ければ、自分は今ごろ…

 気を取り直し、再び修行に向かうひろほ。途中で、あの吟遊詩人の知り会いたちに出くわす。皆、いいひとばかりに見える。

 「なんで、世の中にはこんなにいいひとがいるのに…わたしには…」

 ふと、センチメンタルに浸る…これも、昨日の出来事のためだろうか…

 「な〜にやってんのよ!パパたちにアイテムでもねだってるの??ひ・ろ・ほ!!」

 義姉たちは、ひろほにそんな余裕さえ与えてはくれなかった。

 三女だ。

 この義姉は、明らかに前回の二人とは違うタイプだ。汚い事には一切手を出さない代わり、ひろほには、「てれぱしー」で、執拗にいやみを言ってくる。
 以前…つまり、グランドローブを失った日などは、地下深くにいるひろほにむかって、「マヌケね〜」とか「なにやってんのよ」と、しつこく罵声を浴びせかけてきた。
 自分の足元、地下深くにいる相手に向かってこのような事を平気で言えるのは三女くらいなものだ。本人の性格を実に良く物語っている…ひろほはそう思った。

 そして、この三女が、再びひろほに難癖付けてくる。ひろほが他人に物をねだっているなどと言うのだ。
 「物乞いはしない」
 そう心に決めていた、ひろほの自尊心に大きな傷痕を残していく…。
 「なんてやつ…」
 ひろほは知っていた…三女は、自分に友好的な人間に対しては、とにかく善人であり、また、か弱い女性を装っている。周りの人間に守ってもらい、また、豪華な装備を貢がせているのだ。
 その手に握るは両手剣のごとき強さを誇る「グランドファーザー」。そして、たびたび貢がせている「GPOW」を所持しているのだ。

 「卑怯者め!!」

 これまで、ひろほは義姉たちを倒すことができるなら、どんな卑怯な手を使ってもかまわないと思っていた。しかし、それではこの三女と何ら変わりが無いのではないか!?
 ひろほはこの日、決してDUPEやHacked物は使うまいと心に誓った…傷つけられた自尊心を守るがごとく…。